睡眠時無呼吸症候群（SAS）の検査について
２０１６年４月から、モニター機器を導入しまして、検査を開始しました。

どういう人が、この検査を受けたらよいの？

SASの主たる症状
　　●大きないびきをかく
　　●夜中に何度も目が覚める
　　●起床時の頭痛やだるさ
　　●日中いつも眠たい
　　●居眠り運転をよく起こしそうになる
このような方は、SASにかかっている可能性が高いですよ。

SASだと、どういう事がまずいの？
　　●　高血圧の危険度は　２倍に上がります
　　●　冠動脈疾患の危険性　３倍
　　●　心筋梗塞の可能性　　４倍
　　●　交通事故を起こす頻度は　７倍　
　　●　長期に観察すると、SASが無い方よりも８年後の生存率が、３７％も下っていたそうですよ。
などが知られています。

原理；　自宅で、睡眠中に、呼吸や酸素飽和度のモニターをして、そのデータからSASかどうかを診断します。

具体的には：　測定器械の装着の仕方を指導しますので、覚えて、こちらから貸し出された測定器械を装着し、自分でモニタースタートのスイッチを押して、測定して頂きます。
測定が済んだら、器械を持ってきて頂き、記録メディアから、パソコンに測定結果を表示して、SASかどうかを判定します。

検査の結果
●SASが疑わしい　とされた場合（検査結果が軽度異常の場合：）
　新小山市民病院呼吸器科に紹介して、さらに精密な検査を受けて頂き、診断を確定します。
　一泊して、検査することになります

●当院の検査機器で、検査結果が高値で、SASであると診断された場合
　CPAPの適応と診断された場合は、当院が連携している専門の業者に依頼して、CPAPを取り付けることになります。

検査は予約制ですが、それほど、混んではいないので、患者さんのご希望の日に検査をすることが出来るでしょう。